長らくミツモアのサービスを使ってきましたが、「ミツモア」でのプロとしてのお仕事は限界。ミツモアは退会しました。
ミツモアさんはお仕事の紹介サイト、依頼者とプロとのマッチングサイトとしてサービスをしています。
プロに依頼事項を紹介(プロは5人までエントリーできる)して、紹介料としてプロから紹介料(ポイント)を徴収するシステムでしたが、2022年の11月ぐらいからポイント制から自動応募制に(半強制的に/現在手動応募の場合紹介ポイントと成約手数料が二重に徴収されるので自動応募に移行せざるを得ない)移行させられたのですが、要求する手数料が高すぎて仕事が成り立たなくなりました。
ポイント制の時代にある程度のお仕事をミツモアで獲得することが出来ましたが、エントリーに使う金額(ポイント購入)と得られる金額(売上)が見合いません。月にエントリーの為のポイント購入で何万円と使っても、成約できるのは何ヶ月に数度という感じです。ポイントは依頼者が「未読」の場合のみ返還されますが、依頼者が「既読」を付けた場合や「キャンセル」をした場合はポイントは、誰も受注をしたわけでもないのに返還されません。(ミツモアさんだけが利益を上げるという状態です)実態は大雑把に言うと「未読」が3割「既読/放置」が5割、「キャンセル」が1割、「実際に依頼に至る案件」が1割として、その中で「候補外」(他のカメラマンに決定)が0.8割、自分が「成約」出来る割合が0.2割となります。その契約に至った依頼も依頼された方がコロナ感染の濃厚接触者になった為、結局キャンセルになった事もありました。これでは利益として得た金額の何倍もの金額をミツモアさんに納めると言う事になります。実は「サクラ」(サクラの依頼)の悪い噂もあります。真偽は分かりませんが。※思い当たるのは大阪の東大阪市の町工場が立ち並ぶある地区から高い頻度で女性の宣材写真の依頼が上がっていたけど芸能プロダクションもなさそうだし「なぜ?」と思っていました。
自動応募制に変わって完全にプロとしての受注が出来なくなりました。自動応募自体は問題ありません。自動応募になって、順調に受注案件が入ってきました。「ところが」です。自動応募になってカード払いでしっかりお金を徴収する仕組みを構築したミツモアさんは、とんでもない要求をはじめました。自動応募のミツモアさんの取り分は正直、高い割合です。(具体的な%は秘密事項らしいのでここでは公表できませんが、もっとも高い割合の行政書士さんで40%弱、カメラマンはそれに次ぐ割合)でもそれ自体はあり得る割合です。ちゃんとしたポータルサイトで、依頼者とプロを繋いで頂くシステムならあり得る取り分だと思います。ただミツモアさんは撮影代だけでなく、その他必要経費分にも取り分を要求しはじめました。本来であれば実費で依頼者にご負担をお願いする「撮影場所までの交通費」「新たな背景紙の購入」「レンタルスタジオ代」「モデル代(こちらからモデルさんを派遣した場合)」等々も含めた、ありとあらゆるカメラマンが依頼者に請求をする金額総額にミツモアが高い割合を徴収することになります。カメラマン(私)が現地決済(現地で現金でお支払い頂くか後日請求書をお送りして振込して頂く)の場合は撮影代とその他の経費となる駐車場代やスタジオレンタル代などは別項目に切り分けて誰の利益も乗せる事無く実費請求が出来ていたのですが、カード支払いでは依頼者の全支払額をミツモアがいったん受領し高額の割合をミツモアが取り込み、残りの額をカメラマンに返すという方法に変わりました。交通費や依頼者の希望で購入した背景紙費用にもミツモアの高い割合の手数料を要求するわけです。「依頼者の希望で購入した背景紙などは撮影代ではないので除外してくれ」と言ったら、ミツモアの手数料は総支払い金額に対して手数料をかけるので除外が出来ない。「損をしたくないのならミツモアの利益に加え、自身の利益も乗せて依頼者に請求せよ」と言う返事でした。
脱会に至る一番大きな理由は、プロのカメラマンが、依頼者の為に「実費で代行するサービス」●レンタルスタジオのレンタル代行●背景紙や小物などの用意●モデルの手配●着物などの衣装レンタル代行●交通費実費など、撮影代(昔の言い方で言えば撮影代はシャッター代ですね。昔も感材費は利益を乗せない実費請求でした)以外の実費請求分(撮影の為の環境整備費用)も含めた、すべてにミツモアが高い割合で手数料を徴収すると言うことです。カメラマン自身も利益分を取らない「実費請求分」にミツモアさんは自社の利益を乗せる事を主張しています。例えば「撮影代8,000円・レンタルスタジオ代実費8,000円・交通費実費4,000円 撮影代トータル20,000円のお仕事」 のうち「ミツモアさんの取り分7,000円」 「カメラマン取り分1,000円」(実費支払い分を代行支払いして)となります。※具体的なミツモアさんの手数料は外部に漏らしてはいけないとなっていますので計算の金額は概算です。
「交通費の実費請求は社会常識でしょ。そこに紹介会社が高額な取り分を要求するなんてあり得ない!」
「ミツモアさんの会社定款に、スペースのレンタル業や、モデル派遣業は入ってないでしょ!カメラマンでも依頼者に利益乗せないそこに撮影依頼の紹介会社が利益取る?」
「有料の遊園地でプロフィール撮って欲しいと言う依頼に、遊園地の入園料までミツモアは自分の手数料乗せる?」
これではプロの仕事は成り立ちません。また依頼者も実費負担で済むはずだった経費にミツモアさんの利益を上乗せされた料金を払うことになります。依頼者にとっても得をしないサービスと言えます。これらの理由でミツモアを退会しました。
私と同様に退会に至るプロの方もおられます。税理士の方 行政書士の方 カメラマンの方
私に良い口コミをして頂いたすべての依頼者には感謝申し上げます。